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【実機レビュー】ライソンの自動計量コーヒーミルHAKARU

  • 投稿日:2023.03.09

ライソン株式会社から発売された、自動でコーヒー豆を計量し挽いてくれる「重量感知式コーヒーグラインダーHAKARU」。税込27,280円とリーズナブルな価格帯のため、自動グラインダーの購入を検討している方の中には、気になっている方もいるでしょう。本記事では、重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUを実際に使用して分かったことをご紹介します。気になった注意点についても紹介しているため、ぜひ購入する際の参考にしてください。

重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUを実機レビュー

気になった注意点についても紹介しているため、ぜひ購入する際の参考にしてください。

定格電圧 AC100V
定格周波数 50/60Hz
定格消費電力 120W
定格時間 70秒
サイズ 約 W205×D130×H285 mm
質量 約2.1kg
ホッパー容量 200g
ケース容量 60g
電源コード 約1.4m
材質 本体:ABS、PPA、PP
刃:ステンレス
グラインダーの種類 コニカルカッター式
調整可能な挽き目 極細挽き〜粗挽き(無段階で調整可能)
挽くのに要する時間 極細挽き60秒、中挽き30秒
1回で挽ける豆の量 5〜60g(1g単位で調整可能)

製品仕様、カタログ性能を踏まえたうえで、実際の製品を見ていきます。

部品・付属品

重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUの部品と付属品は以下の5点です。

①ホッパーフタ
②ホッパー
③本体
④ケース
⑤ブラシ

細かい部品などはなく、とてもシンプルな設計となっています。

お手入れをするときには、組み立てに苦戦する心配はないでしょう。

サイズ感

重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUのカタログサイズは、W205×D130×H285mmです。

本記事では、イメージしやすいように500mlペットボトルを横に並べて比較しています。
スタイリッシュなサイズ感のため、台所やテーブルに置いても邪魔にならないサイズです。

デザイン性

LITHOのワンポイントが記された本体と、グラム数が表示されるディスプレイの光沢感やシルバー部の輝きがとてもシックでかっこいいですね。
また、シンプルでスタイリッシュなデザインは、無駄がなくキッチンやテーブルに飾ってお いてもインテリアとして馴染めるでしょう。

静音性

豆を挽いているときに発生する音をiPhoneアプリ「デシベルX」で測定しました。
測定結果は79.2dbでした。

ちなみに騒音値の目安は以下のとおりです。

騒音値 目安
70db ・セミの鳴き声(2m)
・やかんの沸騰音(1m)
80db ・電車の車内
・ピアノ(1m)
・布団たたく音(1.5m)
・麻雀牌をかき混ぜる音(1m)

※()内は、騒音の発生源からの距離
豆を挽くときに発生する音はうるさいため、夜間の利用は避けた方がよいでしょう。

粒度・均一性

重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは、無段階で挽き目を調整できます。

本記事では、本体にある15本のダイヤルメモリごとの粒度を比較してみました。

最も細かい挽き目(極細挽き)が1で、最も荒い挽き目(荒挽き)が15です。
挽き目は以下の画像を参考にしてください。

挽き目の均一性は、粒度が粗くなるにつれて不均一になっているのが分かります。

計量精度

重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは、挽く豆の量を5〜60gの範囲内(1g単位)で設定できます。

設定したグラム数に対して、挽かれる豆の重さは何グラムになるかを確かめました。

測定結果は以下のとおりです。

設定グラム数 実際のグラム数
5g 5.4g
10g 10.5g
20g 20.4g
30g 30.7g
60g 60.4g

設定グラム数と実際に挽いた豆の量の差は、誤差程度であるのが分かります。
この精度であれば、スケールなしでも安心して利用できるでしょう。

重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUで気になった3つの注意点

実際に重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUを使ってみて分かった注意点は、以下の3つです。

​​1.ホッパーの脱着のしづらさ
2.粉受けケースの取手部が小さい
3.ON/OFFの電源ボタンがない

それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

1.​​ホッパーの脱着のしづらさ

ホッパーを本体に脱着するとき、少し硬いため脱着しにくかったです。
本体が軽いため右手で本体をしっかりと押さえて、左手でホッパーを回さないと本体も一緒に動いてしまいます。また、ホッパーの径が大きいため、手が小さい方はホッパーを回せないかもしれません。その場合は、無理せずに他の方に協力してもらいましょう。

2.粉受けケースの取手部が小さい

粉受けケースの取手部が小さいため、指がギリギリ引っかかる程度です。
指が入らなくて取り出せない場合は、両手でケースの両サイドを持って取り出しましょう。
特にコーヒー豆を挽いた後は、ケースをひっくり返して中身の粉をこぼさないようにご注意ください。

3.ON/OFFの電源ボタンがない

重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUには、電源ボタンがありません。
電源プラグをコンセントに挿した状態で、ホッパーを左へ回し、ホッパーに付いたダイヤルガイドが鍵の閉まったマークを超えるとONになります。

ホッパーを回すときに本体を押さえている右手がスタートボタンに触れてしまうと、コーヒーミルが動いてしまうため、心配な方は電源プラグを後から挿してください。

まとめ:重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは買うべき!

実際に、重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUを使ってみて分かったことをご紹介しました。
使ってみて気になる点もありましたが、税込27,280円の価格とは思えないほどの電動グラインダーです。はじめて電動グラインダーを購入しようと検討中の方にはおすすめのモデルになります。これから電動グラインダーを買おうと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

重量感知式コーヒーグラインダーの詳細はこちら

 岡田 滉平

岡田 滉平

はじめまして、バリスタ兼Webライターの岡田です。

現在はカフェでバリスタをしながら、自分のコーヒーブランドを運営しています。(イベント出店やオーダーメイドのブレンド豆をEC販売)

実務経験や資格取得の際に学んだ知識を活かして、コーヒー記事の執筆やコーヒーメディアの監修も行っています。

取得資格
SFCA認定コーヒーソムリエ/JCQA認定コーヒーインストラクター3級/日本創芸学院認定コーヒーコーディネーター/食品衛生責任者