重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUを実機レビュー
気になった注意点についても紹介しているため、ぜひ購入する際の参考にしてください。
定格電圧 | AC100V |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格消費電力 | 120W |
定格時間 | 70秒 |
サイズ | 約 W205×D130×H285 mm |
質量 | 約2.1kg |
ホッパー容量 | 200g |
ケース容量 | 60g |
電源コード | 約1.4m |
材質 | 本体:ABS、PPA、PP 刃:ステンレス |
グラインダーの種類 | コニカルカッター式 |
調整可能な挽き目 | 極細挽き〜粗挽き(無段階で調整可能) |
挽くのに要する時間 | 極細挽き60秒、中挽き30秒 |
1回で挽ける豆の量 | 5〜60g(1g単位で調整可能) |
製品仕様、カタログ性能を踏まえたうえで、実際の製品を見ていきます。
部品・付属品
重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUの部品と付属品は以下の5点です。
①ホッパーフタ
②ホッパー
③本体
④ケース
⑤ブラシ
細かい部品などはなく、とてもシンプルな設計となっています。
お手入れをするときには、組み立てに苦戦する心配はないでしょう。
サイズ感
重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUのカタログサイズは、W205×D130×H285mmです。
本記事では、イメージしやすいように500mlペットボトルを横に並べて比較しています。
スタイリッシュなサイズ感のため、台所やテーブルに置いても邪魔にならないサイズです。
デザイン性
LITHOのワンポイントが記された本体と、グラム数が表示されるディスプレイの光沢感やシルバー部の輝きがとてもシックでかっこいいですね。
また、シンプルでスタイリッシュなデザインは、無駄がなくキッチンやテーブルに飾ってお いてもインテリアとして馴染めるでしょう。
静音性
豆を挽いているときに発生する音をiPhoneアプリ「デシベルX」で測定しました。
測定結果は79.2dbでした。
ちなみに騒音値の目安は以下のとおりです。
騒音値 | 目安 |
70db | ・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
80db | ・電車の車内 ・ピアノ(1m) ・布団たたく音(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) |
※()内は、騒音の発生源からの距離
豆を挽くときに発生する音はうるさいため、夜間の利用は避けた方がよいでしょう。
粒度・均一性
重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは、無段階で挽き目を調整できます。
本記事では、本体にある15本のダイヤルメモリごとの粒度を比較してみました。
最も細かい挽き目(極細挽き)が1で、最も荒い挽き目(荒挽き)が15です。
挽き目は以下の画像を参考にしてください。
挽き目の均一性は、粒度が粗くなるにつれて不均一になっているのが分かります。
計量精度
重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは、挽く豆の量を5〜60gの範囲内(1g単位)で設定できます。
設定したグラム数に対して、挽かれる豆の重さは何グラムになるかを確かめました。
測定結果は以下のとおりです。
設定グラム数 | 実際のグラム数 |
5g | 5.4g |
10g | 10.5g |
20g | 20.4g |
30g | 30.7g |
60g | 60.4g |
設定グラム数と実際に挽いた豆の量の差は、誤差程度であるのが分かります。
この精度であれば、スケールなしでも安心して利用できるでしょう。
重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUで気になった3つの注意点
実際に重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUを使ってみて分かった注意点は、以下の3つです。
1.ホッパーの脱着のしづらさ
2.粉受けケースの取手部が小さい
3.ON/OFFの電源ボタンがない
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
1.ホッパーの脱着のしづらさ
ホッパーを本体に脱着するとき、少し硬いため脱着しにくかったです。
本体が軽いため右手で本体をしっかりと押さえて、左手でホッパーを回さないと本体も一緒に動いてしまいます。また、ホッパーの径が大きいため、手が小さい方はホッパーを回せないかもしれません。その場合は、無理せずに他の方に協力してもらいましょう。
2.粉受けケースの取手部が小さい
粉受けケースの取手部が小さいため、指がギリギリ引っかかる程度です。
指が入らなくて取り出せない場合は、両手でケースの両サイドを持って取り出しましょう。
特にコーヒー豆を挽いた後は、ケースをひっくり返して中身の粉をこぼさないようにご注意ください。
3.ON/OFFの電源ボタンがない
重量感知式コーヒーグラインダーのHAKARUには、電源ボタンがありません。
電源プラグをコンセントに挿した状態で、ホッパーを左へ回し、ホッパーに付いたダイヤルガイドが鍵の閉まったマークを超えるとONになります。
ホッパーを回すときに本体を押さえている右手がスタートボタンに触れてしまうと、コーヒーミルが動いてしまうため、心配な方は電源プラグを後から挿してください。
まとめ:重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUは買うべき!
実際に、重量感知式コーヒーグラインダーHAKARUを使ってみて分かったことをご紹介しました。
使ってみて気になる点もありましたが、税込27,280円の価格とは思えないほどの電動グラインダーです。はじめて電動グラインダーを購入しようと検討中の方にはおすすめのモデルになります。これから電動グラインダーを買おうと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
重量感知式コーヒーグラインダーの詳細はこちら
岡田 滉平
はじめまして、バリスタ兼Webライターの岡田です。
現在はカフェでバリスタをしながら、自分のコーヒーブランドを運営しています。(イベント出店やオーダーメイドのブレンド豆をEC販売)
実務経験や資格取得の際に学んだ知識を活かして、コーヒー記事の執筆やコーヒーメディアの監修も行っています。
取得資格
SFCA認定コーヒーソムリエ/JCQA認定コーヒーインストラクター3級/日本創芸学院認定コーヒーコーディネーター/食品衛生責任者