検索

エチオピア産「モカクイーン」自家焙煎レビュー

  • 投稿日:2020.03.18

エチオピア産のモカクイーンというコーヒー豆を、
ライソンの家庭用焙煎機「ホームロースターRT-1」で自家焙煎してみました。
中深煎り・深煎りでそれぞれ自家焙煎したコーヒー豆の特徴、焙煎豆の風味や味わいをレビューしていきます。

本記事は、エチオピア産「モカクイーン」を家庭で焙煎し、味わった様子を紹介しています。
自家焙煎や各国の珈琲豆の特徴を知りたいという方は、参考にしてみてください。

尚、焙煎機は、こちらのホームロースターRT-01を使用し、
写真の器具(HARIO V60)にてペーパードリップで淹れました。

エチオピア産「モカクイーン」の特徴

「モカクイーン」という名の由来。
これは、現地のカップマイスターが選別したエチオピアモカのみを使用したブレンドだからです。あらゆる地域の特性を生かした、そのエチオピアンミックスは、まさにモカの中のモカとされ、欠点豆も少なくクリーンな味わいです。
バランスも良く、上品な香りは、モカが苦手な方も美味しく味わえるとされています。

焙煎手順

ハンドピックで欠点豆を取り除く

欠点豆というのは、通常の豆と異なった形や、色の黒い豆などを指します。
そういった欠点豆が混ざっていると、雑味が出たり、色が悪くなったりします。

焙煎前にハンドピックというほんのひと手間を加えるだけで、
より美味しい自家焙煎珈琲を楽しむことができます。
ポイントは、普通の豆と見た目が違うかどうか。
直感的に選別していくと楽にできますよ。

手順とポイントを紹介します。

①暗めの場所に豆を広げて、三分割にする

②形や色の違う豆をピックアップする

※両手でリズムよくするとやりやすいです

※抜き取った豆です。

左から、ピーベリー・エレファントビーンズ/貝殻豆・虫食い豆/割れ豆
「モカクイーン」は、さすが欠点豆が少ないと言われるだけあって、
欠点豆は5%ぐらいでした。

※見落としもあるので、焙煎後に改めてハンドピックをすると尚良いです。

ホームロースターRT-01で焙煎する

焙煎は以下の手順で行います。
1.生豆の量を計る(40~60g)
2.生豆本体へ入れる
3.電源を入れ、MEDI or DARKを押す
(MEDIは酸味と苦みを味わえるハイロースト)
(DARKはコクと深い苦みを味わえるシティロースト)
4.約20分で焙煎→冷却完了
5.焙煎豆を取り出し、容器等へ

MEDI

DARK

焙煎後はとても良い香りが辺りを包み込みます。
この香ばしい香りも自家焙煎だからこそ味わえる醍醐味ですね。

ぺーバードリップで淹れる

中細挽きで淹れました。
(写真はMEDI)
挽いた瞬間、とても良い香りがします。

〇ポイント
ガスの通り道を作るためにも、蒸らしは重要です。
この蒸らしが不十分だと、ガスの通り道がなく、珈琲豆表面から噴き出してしまい、雑味のもととなります。
はじめは少しずつお湯を垂らして、全体に行き渡るようにします。
全体に行き渡らないと、ガスの通り道が作られないので、注意が必要です。

蒸らしのために全体を湿らせた状態です。
豆の膨らみが、新鮮な豆の証拠。
自家焙煎ならではの楽しみですね。

そして、蒸らしが終われば、中心から”の”の字を書くようにゆっくりと注いでいきましょう。

その後は、全体に行き渡るよう注いでいきます。

ドリップ完了です。

エチオピア産「モカクイーン」の味わい

MEDI

珈琲ならではのリラックスできる、優しい香りが漂います。
クセは無く、すっきりとした飲み口です。
また、ナッツのような香ばしさを感じられつつ、とげの無いほのかな酸味も味わえます。
バランスが良いので、ストレートで楽しめます。

DARK

優しい香りの中に、ほんのり甘さも感じられます。
苦みが少し際立ちますが、酸味とのバランスは非常に良く、純粋に、美味しい。
さすがクイーンと思わせてくれる、品のある珈琲です。
砂糖やミルクを入れると、より深みが増し、色々な味わいを楽しめます。

まとめ

エチオピア産「モカクイーン」は、
すっきりとした飲み口とバランスの良い味わいが特徴です。
香りも非常に良く、純粋に珈琲を味わえる、そんな珈琲です。
是非、ご参考ください。

Kubo

Kubo

勤務していた喫茶店は自家焙煎の店舗であり、試飲をしてレビューをしておりました。
自らもイベントで自家焙煎珈琲の出店や珈琲教室の講師もしておりました。

【経歴】
 喫茶店勤務の後、移動カフェを開業
 自家焙煎珈琲をイベントで出店しておりました。
 現在は、プロコーチおよびWebライターとして活動中