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バランスの良い味わい、ペルー産センフロカフェ生豆

  • 投稿日:2020.11.11

今回はペルー産センフロカフェ組合のコーヒー豆を自家焙煎しました。豆の特徴や自家焙煎コーヒーの味をレビューしていきます。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

センフロカフェ組合のコーヒー豆の特徴は?

センフロカフェ組合は、ペルー北部で設立された最大級の生産者組合です。
小規模な農家が集まり技術指導や品質保持に努め、大規模農家にも負けない高品質なコーヒーを生産しています。
有機認証とレインフォレスト・アライアンス認証を取得しており、環境や人に優しいコーヒーです。

豆の外観は?

豆のサイズとばらつき具合は並です。
欠点豆は15%ほどで、悪くありません。
虫食いと未成熟豆がよくみられたので、豆の形とサイズをあわせるようハンドピッキングすると良いでしょう。

自家焙煎後の豆の状態は?

実際にホームロースターRT-1で自家焙煎してみました。
MIDIで焙煎してシティロースト、DARKではフレンチローストほどになりました。
焙煎後の状態で香りは強く、良い香りが漂ってきます。
DARKでは焙煎直後からコーヒーオイルが滲んでおり、焙煎具合は深めです。

※写真上から、MEDIで焙煎した豆の状態、DARKで焙煎した豆の状態となります。

センフロカフェ組合の味と感想

焙煎後、1日寝かせたセンフロカフェ組合のコーヒーを試飲してみました。
抽出方法はペーパードリップで、下記の手順・条件で抽出しています。
・条件
お湯…90~95℃のカルキ抜きした水道水160㏄
コーヒー豆…16gを中細挽き
抽出方法…ハリオ式ドリッパーを使ったハンドドリップ
・手順
1) カップにお湯を注ぎ、温める
2) カップのお湯を捨てる
3) ハリオ式ドリッパーにフィルターとコーヒー豆入れ、カップにセット
4) 約20㏄のお湯をコーヒー粉全体に掛け、30秒蒸らす
5) 「の」の字を書くようにゆっくり残りのお湯(140cc)を入れて抽出

MIDI(中深煎り)で自家焙煎したセンフロカフェ組合の味わい

レーズンのようなほのかな甘い香りがします。
味は苦みと酸味のバランスが取れており、飲みやすいです。
酸味が独特で、少し尖った酸っぱさ。
酸味による刺激と苦みが合わさり、香辛料のようなコクを演出しています。
口当たりは重めでオイリー。
後味に甘みが感じられ、結構強く残ります。
お茶菓子はあっさりしたものが合いそうですね。

DARK(深煎り)で自家焙煎したセンフロカフェ組合の味わい

味は苦み主体になり、口当たりは少し軽く、なめらかな印象に。
飲み始めから後味まで、麦を焦がしたような香ばしい苦みを強く感じます。
酸味はなく、ひたすら苦いので少々くどく感じました。
そのままブラックで飲むより、カフェオレなどのアレンジメニューに使うと良いでしょう。

まとめ

センフロカフェ組合のコーヒーは、バランスが取れた味で飲みやすいので、常飲用にもおすすめです。
また、有機認証とレインフォレスト・アライアンス認証を取得し、環境にも配慮されています。
おいしいオーガニックコーヒーを探している方は、ぜひお試しください。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。