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ケニア産トニーニ農園のコーヒー豆を自家焙煎!

  • 投稿日:2020.10.07

この記事では、ケニア産「トニーニ農園」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

トニーニ農園はどんなコーヒー豆?

ケニアのキアンブ地区、トニーニ農園で生産されたコーヒー豆です。
豆の規格はAB TOPで、やや小粒ですが風味は抜群。
豊かなコクと香りを楽しめます。

生豆の外観は?

生豆のサイズはAB規格なこともあり、やや小ぶりです。
欠点豆は10%弱と非常に少なめで高品質。
薄皮付きが多い印象です。

自家焙煎後の豆の状態は?

実際にホームロースターRT-01で自家焙煎してみました。
生豆の状態で薄皮が多かったのでチャフ残りが心配でしたが、キレイに分離しています。
煎りムラも問題なく、チャフ取りや焙煎後のピッキングは必要ありませんでした。

MIDIではシティローストほどの焙煎具合になりました。

DARKではフルシティローストほどの焙煎具合になりました。

トニーニ農園の味と感想

焙煎後1日寝かせたトニーニ農園のコーヒー豆を試飲してみました。
抽出方法はペーパードリップで、下記の手順・条件で抽出しています。

・条件
お湯…90~95℃のカルキ抜きした水道水を160㏄用意
コーヒー豆…16gを中細挽き
抽出方法…ハリオ式ドリッパーを使ったハンドドリップ
・手順
1) カップにお湯を注ぎ、温める
2) カップのお湯を捨てる
3) ハリオ式ドリッパーにフィルターとコーヒー豆入れ、カップにセット
4) 約15~20㏄のお湯をコーヒー粉全体に掛け、30秒蒸らす
5) 「の」の字を書くようにゆっくりお湯を入れて抽出

MIDI(中深煎り)で自家焙煎したトニーニ農園の味わい

レモンを思わせるあっさりとしつつ、強い酸味が印象的。
しかし口当たりはやさしく、いやな刺激もないので飲みやすいと思います。
口に含んで少し経つと若干の甘みが感じられ、フルーティな風味を楽しめます。
苦みはほぼなく、酸味主体のコーヒーです。

酸味が苦手な方もいらっしゃると思うので、人を選ぶコーヒーと言えるでしょう。

DARK(深煎り)で自家焙煎したトニーニ農園の味わい

コクが強く、濃厚な飲み口。
苦みが主体になり、後味に軽く甘みを感じます。
雑味もなく、まとまりのある味わいです。
MIDIと比べると癖が少なく、万人受けする味かと思います。

まとめ

トニーニ農園はMIDIとDARKで味が大幅に変わるコーヒー豆でした。
MIDIは酸味が強いので人を選びますが、コーヒー本来の美味しい酸味を味わいたい方におすすめです。
今回は50gで焙煎を行いましたが、豆の量を調整して焙煎深さをちょっと変えてみても面白いかもしれませんね。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。