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インドネシア生豆「バリ神山ハニー」自家焙煎レビュー

  • 投稿日:2020.09.16

この記事では、インドネシア産「バリ神山ハニー」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

インドネシア生豆「バリ神山ハニー」の特徴

インドネシア産の「バリ神山ハニー」は、インドネシアはバリ島の活火山バツール山に広がるキンタ・マーニ高原で採れるコーヒー豆。ちなみに、「バリ神山」の読み方は「ばりしんざん」です。
完熟した真っ赤な実を一粒一粒摘み、パルプドナチュラルという特殊な方法で精製。南国の太陽の日差しをいっぱいに浴びながら乾燥させ、丁寧にハンドピックをして出荷します。
パルプドナチュラルという精製方法では、コーヒーの甘味成分であるミューシレージを残して発酵させるため、独特の甘みが感じられるのが特徴です。

インドネシア生豆「バリ神山ハニー」の自家焙煎手順

お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。

ハンドピックで生豆を選別する

焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、今回のバリ神山ハニーの欠点豆は15%程度で、バリ神山ハニーの品質の良さがうかがえます。

ホームロースター RT-01で焙煎する

焙煎にはホームロースター RT-01を使います。

1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了

通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。

MEDIの設定で焙煎したバリ神山ハニーはこれくらいの色合いになります。

DARKの設定で焙煎したバリ神山ハニーはこれくらいの色合いになります。

焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する

焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。

自家焙煎インドネシア生豆「バリ神山ハニー」の味わい

焙煎したバリ神山ハニーを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。

MEDIの設定で焙煎したバリ神山ハニーの味わい

MEDIの設定で焙煎したバリ神山ハニーは、上品な苦味と独特ではっきりした甘みが特徴。口に含んだ瞬間にした全体に独特な甘みが広がり、次第に上品な苦味に変わっていきます。甘味・苦味が後味はしっかりしていますが、後味がシャープで飲みやすいですね。

DARKの設定で焙煎したバリ神山ハニーの味わい

DARKの設定で焙煎したバリ神山ハニーは、マイルドな苦味となめらかなコクが特徴。苦味は上品で優しく、まろやかな甘みをともなったコクがはっきりと感じられます。ハニー精製らしい独特な風味とどっしりしたコクが深煎りの特徴です。

まとめ

バリ神山ハニーのおすすめの焙煎度合いはDARKです。バリ神山ハニー独特の甘みと上品な苦味、そして深煎りらしいどっしりしたコクが感じられます。甘いお菓子などと一緒にゆっくりコーヒーブレイクを楽しむ際に飲みたいコーヒーです。

 今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。