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コーヒー豆を自宅で焙煎する3つの方法。自分に合った道具を使おう

  • 投稿日:2021.02.15
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自宅でコーヒー豆を焙煎してみたいという声をよく聞きます。しかし、「実際、どういった方法で焙煎すれば良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、コーヒー豆を自宅で焙煎する3つの方法を紹介します。また、コーヒー屋の私がおすすめする焙煎方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

コーヒー豆を自宅焙煎する基本を押さえよう!

自宅でコーヒー豆を焙煎する方法はいくつかありますが、基本はどれも同じです。以下の焙煎手順が基本となります。

1.コーヒー生豆をハンドピックする
2.焙煎機にコーヒー豆を入れて熱する
3.適切なタイミングで煎り止めする

1と2は、どんな焙煎方法でもほとんど変わりません。しかし、「3. 適切なタイミングで煎り止めする」については、自動で判断してくれる焙煎機もあります。

コーヒー豆を自宅で焙煎する3つの方法・道具

コーヒー豆を自宅で焙煎する方法には、主に以下の3つが挙げられます。

●ガスコンロとフライパン
●ガスコンロと手動焙煎機
●全自動ホームロースター

それぞれに特徴が異なるので、自分に合った焙煎方法を見つけてください。

ガスコンロとフライパン

最も手軽に焙煎を始められるのが、ガスコンロとフライパンを使う方法でしょう。フライパンにコーヒー生豆を入れて、焙煎が終わるまでフライパンを振り続けます。

ガスコンロと手動焙煎機

手動焙煎機は比較的安価なものが多く、1,000円〜2万円くらいで手に入れることができます。手で持って振る手網焙煎機と、くるくる回して使う手回し焙煎機があります。

全自動ホームロースター

全自動ホームロースターは、ボタンを押すだけで自動で焙煎をしてくれる焙煎機です。消煙機能やチャフコレクターが搭載されており、お家でも気軽に焙煎ができます。

フライパンを使った焙煎方法

ハンドピックの終わった生豆をフライパンに投入。ガスコンロの火を付けて、コーヒー豆に煎りムラができないようにフライパンを振り続けます。

ただし、フライパンはそれなりに重さがあるので、振り続けるのはかなりの重労働です。家にある道具でできる方法ですが、あまりおすすめはしません。

手動焙煎機を使った焙煎方法

手網焙煎機は軽いので、フライパンよりは楽に焙煎することができます。手回し焙煎機なら、くるくると回すだけなのでさらに楽に焙煎することができるでしょう。

焙煎機にコーヒー生豆を入れたら、焙煎が終わるまで回し(振り)続けます。焙煎を終えるタイミングは、2ハゼ直後(シティーロースト程度)が無難です。

手動焙煎機の難点としては、焙煎の臭いや煙が出ること、チャフの掃除が大変なことが挙げられます。コーヒーを飲むのが目的の人には向かないかもしれません。

全自動ホームロースターの焙煎方法

全自動ホームロースターの焙煎方法は、コーヒー生豆を投入し、ボタンを押して待つだけです。焙煎機の種類によっては、ボタン1つで焙煎度を設定することもできます。

また、消煙機能などが付いており、お家の中でも煙や臭いを気にすることなく使えます。チャフも自動で集めてくれるモデルが多く、掃除の手間も省くことができるでしょう。
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自分に合った焙煎方法でおいしいコーヒーを飲もう

今回は、自宅で焙煎する方法を紹介しました。最後にもう一度、この記事で紹介した3つの焙煎方法を確認しておきましょう。

● ガスコンロとフライパン
● ガスコンロと手動焙煎機
● 全自動ホームロースター

コーヒーの焙煎は楽しいものの、実際に行うとなると煙や臭いが気になるものです。自分に合った焙煎方法を選んで、素敵なコーヒーライフを過ごしてくださいね。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。