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コーヒー豆「焙煎」の意味とは?焙煎によって何が変わるのかを解説!

  • 投稿日:2021.02.17
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カフェや喫茶店で「自家焙煎コーヒー」という文言を見かけることがあるかもしれません。では、コーヒーの「焙煎」とは一体どういう意味なのでしょうか?この記事では、コーヒー豆の焙煎の意味や、焙煎によってコーヒーにどんな変化があるのかを紹介します。焙煎について知ると、コーヒーがさらに楽しくなりますよ。

コーヒー豆の焙煎とは?【意味】

コーヒー豆の焙煎とは、コーヒーに熱を加えて、液体として抽出できるようにする過程を指します。お店で見かける黒いコーヒー豆は、全て焙煎されたコーヒー豆です。

生の状態のコーヒー豆は細胞が硬く、うまく成分が抽出されません。私たちがコーヒーを飲めるのは、焙煎を行っているからなのです。

「焙煎」と「煎る」の違い

「焙煎」と「煎る」の違いは、焦がし具合にあるといって良いでしょう。「煎る」は、基本的に水分を飛ばすことを指す言葉ですが、「焙じる」には焦がす意味が含まれます。

コーヒー豆は、黒く焦げるところまで煎るのが一般的です。そのため、「焙煎」という言葉が使われているのでしょう。

焙煎度で変わるコーヒーの味わい・成分

コーヒー豆の焙煎度の違いで、一番わかりやすいのが「味わい」でしょう。ただ、味わいだけでなく含まれる成分にも違いがあることを知っていますか?

焙煎度ごとの味わい・含有成分を知って、自分の好みのコーヒーを飲みましょう。

コーヒー豆の焙煎度ごとの味わい

コーヒーは、焙煎が深くなるにつれて「コクが出て、苦味が強くなる」傾向にあります。日本では、主に以下4つの焙煎度に分けられるのが一般的です。

● 浅煎り:酸味が強く、花のような香りがある
● 中煎り:酸味と苦味のバランスが良く、あっさりした味わい
● 中深煎り:苦味がやや強くなり、香ばしさが感じられる
● 深煎り:酸味はほとんどなく、苦味・コク主体の味わい

コーヒー豆の味わいは、焙煎度で大きく異なります。さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
コーヒー豆の豆の焙煎とは?味わいの違いも徹底解説!

焙煎によるコーヒーの成分変化

焙煎という過程を経ることで、コーヒーに含まれる成分が変化します。焙煎によって変化する成分・しない成分は、以下に挙げるとおりです。

● 変化しない:カフェイン、油脂類、ミネラル
● 変化する:クロロゲン酸→CQL・VCO・フェノール類、糖類+アミノ酸→メラノイジン

深煎りコーヒーはカフェインが多そうな印象がありますが、実は浅煎りコーヒーとほとんど変わりません。一方、変化した成分によって「苦味・香味」といったコーヒーらしさが生まれます。

コーヒー豆は自宅で焙煎できる!

コーヒー豆の焙煎には特別な設備が必要なイメージがあるかもしれません。しかし、実は自宅でもコーヒー豆を焙煎することができます。

簡単にいってしまえば、コーヒー豆に火を通すことができれば、方法は何でも構いません。フライパンで自宅焙煎を楽しんでいるコーヒー好きの人も多いです。

しかし、美味しくコーヒー豆を焙煎するには、ある程度の準備とコツが要ります。自宅での焙煎に興味のある方は、以下の記事を覗いてみてください。

関連記事:[自宅 焙 煎 方法]
コーヒー豆を自宅で焙煎する3つの方法。自分に合った道具を使おう

好きな焙煎度のコーヒーを飲もう!

「焙煎」は、コーヒーにとって最も重要な工程といっても過言ではありません。同じコーヒー豆であっても、焙煎によって味わいは大きく異なります。

コーヒーの焙煎について理解しておくと、好みのコーヒーを見つけやすいです。お店でコーヒーを買うときは、この記事で触れた内容を思い出してみてくださいね。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。