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ホームロースターRT-01を辛口レビュー!

  • 投稿日:2020.06.24
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  • 産地別:

簡単にコーヒー豆の焙煎ができる「ホームロースターRT-01」。
ボタンを押すだけで本格的なコーヒー焙煎ができる優れものですが、実際の使用感が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回はホームロースターを30回以上使ってみた筆者がメリット、デメリットをご紹介します。気になった部分や使いづらく感じたところも正直にお伝えするので、購入の参考にしてみてください。

ホームロースターRT-01の不満点

まずはホームロースターRT-01を使ってみて不満に感じたことをご紹介します。

焙煎深さが極端すぎる

ホームロースターRT-01では、MIDIとDARKの2通りの深さで焙煎ができます。
この2種類の焙煎深さの差が大きく、MIDIとDARKの中間が欲しいと何度も思いました。
MIDIではシティロースト、DARKではフレンチローストほどの焙煎深さになるのですが、フルシティくらいにしたいなぁ…と思う豆も多くあります。
豆の量を調整すれば多少焙煎深さを変えられますが、限界があります。
簡単に使えるのはうれしいのですが、簡略化しすぎて融通が利かない印象です。
焙煎に慣れた方や、本格的にコーヒー焙煎したい方には物足りないと感じるでしょう。

水洗いした豆は焙煎できない

ホームロースターRT-01に防水性はなく、洗った豆を焙煎できません。
筆者は自分で焙煎するとき必ず水洗いをしていたので、ちょっと残念に思いました。
洗わなくても問題はないのですが、なるべくすっきりとした味わいにしたいときにはやはり洗いたくなります。

焙煎容量が少ない

ホームロースターRT-01が一度に焙煎できる生豆の量は40g~60gです。
焙煎すると軽くなるため出来上がる豆は50g程度で、コーヒー3~4杯分ほどになります。
一人でたまに飲む程度なら問題ありませんが、家族でコーヒーを楽しむ方は物足りない量です。
また、焙煎後20分間は再稼働ができないため、コーヒー豆を多めに焙煎しようとすると時間がかかります。
少量から焙煎できるという点はメリットですが、100gほど一気に焙煎できると嬉しかったです。

音がうるさい

稼働するとモーター音がうるさいです。
掃除機にちかい騒音レベルが20分鳴り続けるので、同じ部屋にいるとなかなか耳障り。
家族と同居している方や集合住宅にお住まいの方は、周囲に気をつかう必要があるでしょう。

ホームロースターRT-01のメリット

ホームロースターRT-01にはもちろん魅力もあります。筆者が使い続ける理由も含めてメリットをご紹介します。

簡単においしく焙煎できる

ホームロースターRT-01は筆者が知りうる限り、一番簡単にコーヒー豆を焙煎できる機械です。
豆を入れてコンセントを差したらボタンを押すだけ。
筆者はアルミ製の焙煎器を使って焙煎をしていますが、ホームロースターRT-01を手に入れてからはこちらの方が使う頻度は多いです。
毎日飲むコーヒー豆を用意するのは意外と手間がかかるもので、やはり手軽に焙煎ができるのは大きな強みですね。
味も申し分ないので、使い勝手と製品のクオリティには満足しています。
気軽に新鮮なコーヒーを飲みたい方にぜひおすすめしたいアイテムです。

チャフを分離してくれる・掃除が楽

普段のコーヒー焙煎で億劫なのが、チャフの片付けです。
コンロ周りに散らかるので、掃除が面倒で仕方ありません。
ホームロースターRT-01の場合は、分離したチャフをトレーに回収してくれるため散らかりません。
付属のブラシでトレーを掃除するだけでOKなので、後片付けも3分あれば終わります。
焙煎の簡単さも併せて、とにかく手軽にコーヒーの焙煎ができてしまいます。

まとめ

ホームロースターRT-01は、ヘビーユーザーや焙煎上級者にとってはかゆいところに手が届かないアイテムだと思います。
しかし、手軽においしいコーヒー豆を焙煎できる機械として、初心者に非常におすすめできる製品です。
これからコーヒー焙煎をはじめてみようという方は、ぜひ検討してみてください。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。