タンザニア生豆「ンゴロンゴロ」の特徴
タンザニア産の「ンゴロンゴロ」は、有名なキリマンジャロ山周辺の地域アルーシャ州で採れるコーヒー豆。キリマンジャロから100㎞のところにある標高1500m前後の地域です。
タンザニアといえば「キリマンジャロ」という銘柄が有名ですが、そのキリマンジャロ山周辺の豊かな土壌と気候に育てられたンゴロンゴロもまた、最近注目されています。
AAグレードを超えたAA TOPという規格外の品質の良さを誇っており、その味わいはバランスが取れていて上品です。
タンザニア生豆「ンゴロンゴロ」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、今回のンゴロンゴロの欠点豆はわずか9%程度で、ンゴロンゴロの品質の良さがうかがえます。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したンゴロンゴロはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したンゴロンゴロはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎タンザニア生豆「ンゴロンゴロ」の味わい
焙煎したンゴロンゴロを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したンゴロンゴロは、やわらかな甘みと上品な香りが特徴。口に含んだ瞬間に口いっぱいに甘みが広がり、チョコレートのようなフレーバーが感じられます。香りがとにかく豊かで、上品な風味が鼻に抜けるのが心地よいです。
DARKの設定で焙煎したンゴロンゴロは、ビターでマイルドな苦味と強い甘みが特徴。しっかりとした苦みがありながら、後からふわりと甘みが広がり口の中に残ります。上品かつスモーキーな香りもあり、香りも存分に楽しめる焙煎度合いです。
まとめ
ンゴロンゴロのおすすめの焙煎度合いはDARKです。ンゴロンゴロ特有の強い甘みと上品な香りが、深煎りの苦味によってより引き立ちます。また、どっしりとしたコクがありながらもすっきりした後味で、ゆっくり味わってコーヒーブレイクを楽しめます。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。