グァテマラ生豆「アゾテア農園」の特徴
グァテマラ産の「アゾテア農園」は、中米でNo. 1と評されるコーヒーの生産地アンティグア地域に位置するアゾテア農園で産出されるコーヒー豆です。
日本でも多くのコーヒー屋が仕入れており、その安定感のある味わいと飲みやすさには定評があります。
農園ではニンニクや唐辛子、アロエなどを使った自然の有機殺虫剤を利用しており、自然環境に配慮した栽培方法で動物相の多様化にも貢献しているのが特徴です。
グァテマラ生豆「アゾテア農園」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
グァテマラ・アンティグアの欠点豆は15%程度ですが、平均的な生豆の欠点豆混入率が20%なので少なめだといえるでしょう。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したグァテマラ・アゾテア農園はこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したグァテマラ・アゾテア農園はこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎グァテマラ生豆「アゾテア農園」の味わい
焙煎したグァテマラ・アゾテア農園を、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したグァテマラ・アゾテア農園は、クセがないにもかかわらず、しっかりした味わいが特徴です。ミルクチョコレートのようなマイルドな甘みに、ほのかな柑橘系の酸味が顔を覗かせます。飲む人を選ばない万人受けするタイプの味わいです。
DARKの設定で焙煎したグァテマラ・アゾテア農園も、クセがなく飲みやすいのが特徴です。ミルクチョコレートのような甘みはそのままに、大人なほろ苦さも感じられます。酸味がほとんどないので、苦味が好きな方はDARKで頂いてください。
まとめ
グァテマラ・アゾテア農園のおすすめの焙煎度合いはMEDIです。グァテマラ・アゾテア農園は安定感という意味では、あらゆる豆の中でも群を抜いています。MEDIで煎るとグァテマラ・アゾテア農園の飲みやすさ・クセのなさを存分に引き出せるでしょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。