美味しいエスプレッソとは?
エスプレッソは、以下の要素で美味しさが決まります。
● コーヒー豆
● 挽き具合
● マシンの性能
● 淹れる人の技術
いくらマシンの性能が良くても、コーヒー豆のポテンシャル以上の味は引き出せません。
エスプレッソに向いた豆と向いていない豆があるので、どうしても美味しく淹れられないこともあるのです。
以下では、美味しいエスプレッソを淹れるために、エスプレッソに適した焙煎度とコーヒー豆について紹介します。
エスプレッソ用の豆の焙煎度とは?
エスプレッソに適しているのは、中深煎り〜極深煎りの焙煎度のコーヒー豆です。
● 中深煎り:シティロースト
● 深煎り:フルシティロースト
● 極深煎り:フレンチロースト・イタリアンロースト
自家焙煎をする場合、2ハゼ(2回目に豆が弾けたとき)以降に焙煎を止めると中深煎り以上になります。
ただし、あまり長く焙煎し過ぎると焦げてしまい、苦味が強くなるので気をつけましょう。
もちろん上の焙煎度でなくてもエスプレッソは淹れられますが、焙煎が浅いと渋味が目立ってしまうので中深煎り以上がおすすめです。
エスプレッソ用の焙煎に適したコーヒー豆とは?
エスプレッソには深煎りの豆(シティロースト〜イタリアンロースト)を使うので、深い焙煎度に合ったコーヒー豆がおすすめです。
深煎りに適したコーヒー豆には、例えば以下のようなものがあります。
● マンデリン
● ブラジル
● ケニア
これらの豆は深煎りにするとコクが感じられ、濃厚なエスプレッソを淹れることができます。
特にマンデリンはスパイシーな苦味が特徴で、エスプレッソにはぴったりのコーヒー豆です。
ちなみに、エスプレッソ用にコーヒー豆を挽くときは、ほとんどパウダー状の極細挽きにしましょう。
まとめ:自家焙煎したコーヒー豆で美味しいエスプレッソを楽しもう!
今回は、エスプレッソに合った焙煎度や適したコーヒー豆の種類について解説しました。
本記事の要点は、以下の通りです。
● 美味しいエスプレッソを淹れるには、エスプレッソに合ったコーヒー豆を使うのが大事
● エスプレッソ用にコーヒー豆を焙煎するときは、深煎り(シティロースト〜イタリアンロースト)にする
● エスプレッソ用の深煎りには、マンデリンやブラジル、ケニアがおすすめ
もちろん上で紹介した焙煎度や豆は絶対ではないですし、色々な豆を好きな焙煎度で煎れるのが自家焙煎の楽しみです。
この記事を参考にしながら色々試してみて、美味しいエスプレッソを楽しんでくださいね。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。