インドネシア生豆「マンデリン・セブンステラ」の特徴
インドネシア産の「マンデリン・セブンステラ」は、アラビカコーヒーの名産地として知られるタケンゴンやシディカランといった7つの村から選りすぐったマンデリンコーヒー。
現地のカップテイスターが厳選してブレンドしたマンデリン・セブンステラは、マンデリンらしい力強いフレーバーを持ちつつも、クリーンなカップに仕上がっています。
スマトラ島北部にあるトバ湖周辺の有機質に飛んだ肥沃な火山土で丁寧に育てられたマンデリンは、甘みやコク、苦味を備えたまさに多様性の国インドネシアならではの味わいです。
インドネシア生豆「マンデリン・セブンステラ」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、マンデリン・セブンステラの欠点豆は18%程度だったので、欠点豆の混入率に関しては平均的だといえるでしょう。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎インドネシア生豆「マンデリン・セブンステラ」の味わい
焙煎したマンデリン・セブンステラを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラの味わい
MEDIの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラは、なめらかな口当たりとまろやかな甘みが特徴。酸味はほとんどなく、カカオのような苦みと甘みが感じられます。ただ、苦味はそれほど強くなくやわらかで、雑味もなくクリーンで飲みやすい味わいです。
DARKの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラの味わい
DARKの設定で焙煎したマンデリン・セブンステラは、香ばしい甘みとスモーキーな香りが特徴。甘みはキャラメルやアーモンドを思わせる風味で、カカオのような苦みが感じられます。深煎りらしい強いコクと苦みは、マンデリン好きにはたまらない一杯でしょう。
まとめ
マンデリン・セブンステラのおすすめの焙煎度合いはDARKです。マンデリンらしいコク深さと大人ビターな苦味がクセになります。また、キャラメルやナッツのような香ばしさもあるので、ミルクを加えてカフェオレにしても美味しく飲めるでしょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。