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華やかな香りと果実感のある甘み。メキシコ産生豆「COE2018ペニャブランカ」

  • 投稿日:2020.12.03

この記事では、メキシコ産「COE2018ペニャブランカ」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

メキシコ生豆「COE2018ペニャブランカ」の特徴

メキシコ産の「COE2018ペニャブランカ」は、2018年のCOEに選出された最高品質のコーヒー豆。
この豆を冠しているCOE(=カップ・オブ・エクセレンス)は、国内予選を勝ち抜き、国際審査員に「最高のコーヒー」と評価された豆に与えられる称号です。
具体的には、雑味がないだけでなく、ユニークな風味特性を持っており、心地の良い質感とアロマも兼ね備えています。

メキシコ生豆「COE2018ペニャブランカ」の自家焙煎手順

お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。

ハンドピックで生豆を選別する

焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
COE2018ペニャブランカの欠点豆の割合は5%程度で、欠点豆の混入率はかなり低めといえるでしょう。

ホームロースター RT-01で焙煎する

焙煎にはホームロースター RT-01を使います。

1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了

通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。

MEDI(中煎り)の設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカはこれくらいの色合いになります。

DARK(深煎り)の設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカはこれくらいの色合いになります。

焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する

焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。

家焙煎メキシコ生豆「COE2018ペニャブランカ」の味わい

焙煎したCOE2018ペニャブランカを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。

MEDI(中煎り)の設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカの味わい

MEDIの設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカは、浅めの焙煎にもかかわらず酸味はやわらかで飲みやすい口当たりです。口に含むと奥の方に華やかで明るい香りが広がり、鼻に抜けていきます。果実感のあるジューシーな甘みが舌に残るのが特徴的です。

DAR(深煎り)の設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカの味わい

DARの設定で焙煎したCOE2018ペニャブランカは、深めの焙煎度合いなので酸味はほとんどなく、浅めの焙煎よりも香りはいくぶん落ち着いています。ただ、上品な渋みと苦味の中に、ほのかな甘みを舌に感じられるのが味わい深いです。

まとめ

COE2018ペニャブランカのおすすめの焙煎度合いは浅めのMEDIです。特有の華やかな香りの広がりと、果実感のある甘みが楽しめます。雑味がほとんどないので、どなたでも美味しく飲めるでしょう。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。