東ティモール産「サントモンテ」の特徴
東ティモールは、2002年にインドネシアから独立した国です。
国民の1/4が珈琲生産に従事しており、栽培から精製までの大部分を手作業にて丁寧に行われています。
「サントモンテ」は、アラビカ種の中でも原種に最も近いティピカという種類で、
比較的大粒。優れた酸味や香りが特徴です。
焙煎手順
ハンドピックで欠点豆を取り除く
欠点豆というのは、通常の豆と異なった形や、色の黒い豆などを指します。
そういった欠点豆が混ざっていると、雑味が出たり、色が悪くなったりします。
焙煎前にハンドピックというほんのひと手間を加えるだけで、より美味しい自家焙煎珈琲を楽しむことができます。
ポイントは、普通の豆と見た目が違うかどうか。
暗めの場所に豆を広げて、全体を見た後にハンドピックをしていくとやりやすいです。
ホームロースターRT-01で焙煎する
焙煎は以下の手順で行います。
1. 生豆の量を計る(40~60g)
2. 生豆本体へ入れる
3. 電源を入れ、MEDI or DARKを押す
(MEDIは酸味と苦みを味わえるハイロースト)
(DARKはコクと深い苦みを味わえるシティロースト)
4. 約20分で焙煎→冷却完了
5. 焙煎豆を取り出し、容器等へ
MEDI(中煎り)の焙煎豆
DARK(深煎り)の焙煎豆
焙煎後はとても良い香りが辺りを包み込みます。
この香ばしい香りも自家焙煎だからこそ味わえる醍醐味ですね。
ぺーバードリップで淹れる
中細挽きで淹れました。
(写真はMEDI)
挽いた瞬間、とても良い香りがします。
〇ポイント
ガスの通り道を作るためにも、蒸らしは重要です。
この蒸らしが不十分だと、ガスの通り道がなく、珈琲豆表面から噴き出してしまい、雑味のもととなります。
はじめは少しずつお湯を垂らして、全体に行き渡るようにします。
全体に行き渡らないと、ガスの通り道が作られないので、注意が必要です。
中心から”の”の字を書くように注ぐ
そして、蒸らしが終われば、中心から”の”の字を書くようにゆっくりと注いでいきましょう。
全体に行き渡るよう注ぐ
その後は、全体に行き渡るよう注いでいき、ドリップ完了です。
東ティモール産「サントモンテ」の味わい
MEDI(中煎り)
香ばしさと甘い香りが印象的です。
味わいも甘みが際立っており、フルーティな酸味がとても美味しいです。
紅茶のようなあっさりとした飲み口でありながら、存在感はしっかりとあるので、付け合わせにも負けません。
DARK(深煎り)
香りからもフルーティな甘みを感じられます。
そして、深い味わい。特に苦みとコクを楽しめます。
酸味はほとんど感じられませんが、その中にほのかに感じる甘みが
より一層深い味わいを作り上げています。
砂糖やミルクを入れると、より深みが増し、色々な味わいを楽しめます。
まとめ
東ティモール産「サントモンテ」は、甘みが特徴で、珈琲は苦いものという印象が変わるかもしれません。それほど甘みが際立っている、そんな珈琲豆です。
是非、ご参考ください。
Kubo
勤務していた喫茶店は自家焙煎の店舗であり、試飲をしてレビューをしておりました。
自らもイベントで自家焙煎珈琲の出店や珈琲教室の講師もしておりました。
【経歴】
喫茶店勤務の後、移動カフェを開業
自家焙煎珈琲をイベントで出店しておりました。
現在は、プロコーチおよびWebライターとして活動中