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甘い香りが特徴的なパプアニューギニア産生豆を自宅焙煎

  • 投稿日:2020.11.09

本記事は、パプアニューギニア産「エランドーラ」を家庭で焙煎し、味わった様子を紹介しています。自家焙煎や各国の珈琲豆の特徴を知りたいという方は、参考にしてみてください。尚、焙煎機は、こちらのホームロースターRT-01を使用し、写真の器具にてペーパードリップで淹れました。

パプアニューギニア産「エランドーラ」の特徴

パプアニューギニア「エランドーラ」はイースタンハイランド州、アイユラ地区で栽培されています。
日本に持ち込まれた当初は、生豆自体は一流ではあったものの、水分管理等の管理がされておらず、規格外の状態でした。
しかしながら、焙煎してみると風味は良く、生産者の素晴らしい取り組み姿勢もあって、
2018年度より販売できるようになりました。
比較的グリーンの色味が強い珈琲豆です。

焙煎手順

ハンドピックで欠点豆を取り除く

欠点豆というのは、通常の豆と異なった形や、色の黒い豆などを指します。
そういった欠点豆が混ざっていると、雑味が出たり、色が悪くなったりします。

焙煎前にハンドピックというほんのひと手間を加えるだけで、より美味しい自家焙煎珈琲を楽しむことができます。
ポイントは、普通の豆と見た目が違うかどうか。
「エランドーラ」は欠点豆の規格が無いにも関わらず、割合としては欠点豆が10%程度でした。

ホームロースターRT-01で焙煎する

焙煎は以下の手順で行います。
1. 生豆の量を計る(40~60g)
2. 生豆本体へ入れる
3. 電源を入れ、MEDI or DARKを押す
(MEDIは酸味と苦みを味わえるハイロースト)
(DARKはコクと深い苦みを味わえるシティロースト)
4. 約20分で焙煎→冷却完了
5. 焙煎豆を取り出し、容器等へ

MEDI(中煎り)

焙煎後は、香ばしさとともに珈琲豆特有のリラックスできるような非常に良い香りを楽しめます。

DARK(深煎り)

ぺーバードリップで淹れる

今回は、中細挽きで淹れました。
(写真はMEDI/中煎り)

〇ポイント

ガスの通り道を作るためにも、蒸らしは重要です。
この蒸らしが不十分だと、ガスの通り道がなく、珈琲豆表面から噴き出してしまい、雑味のもととなります。
はじめは少しずつお湯を垂らして、全体に行き渡るようにします。
全体に行き渡らないと、ガスの通り道が作られないので、注意が必要です。

そして、蒸らしが終われば、中心から”の”の字を書くようにゆっくりと注いでいきましょう。

その後は、全体に行き渡るよう注いでいき、ドリップ完了です。

パプアニューギニア産「エランドーラ」の味わい

MEDI
花のような甘い香りを感じられます。
味わいは、フルーツのような甘みがありながらも、ナッツのような香ばしさも同時に楽しめます。バランスは整っており、とげの無い味わい。
酸味自体もクセは無く、軽い舌触りですので、軽やかに味わえる、そんな珈琲です。

DARK
花のような甘い香りと、かすかに香ばしさも感じられます。
すっきりとした苦みであり、ライトボディという表現が適している、軽い味わい。
酸味が目立つことはなく、ほのかに感じる甘みを楽しむことができます。
砂糖やミルクを混ぜ、好みの味に仕上げるという楽しみ方もできる珈琲です。

パプアニューギニア産「エランドーラ」は、甘い香りが特徴で、自家焙煎ならではの香りを楽しめる、そんな珈琲豆です。
是非、ご参考ください。

Kubo

Kubo

勤務していた喫茶店は自家焙煎の店舗であり、試飲をしてレビューをしておりました。
自らもイベントで自家焙煎珈琲の出店や珈琲教室の講師もしておりました。

【経歴】
 喫茶店勤務の後、移動カフェを開業
 自家焙煎珈琲をイベントで出店しておりました。
 現在は、プロコーチおよびWebライターとして活動中