メキシコ生豆「COEサンパブロ農園」の特徴
メキシコ産の「COEサンパブロ農園」は、2018年のCOE（=カップ・オブ・エクセレンス）に選出された最高品質のコーヒー豆。
丘陵地帯で育つこの豆は、じっくりと時間をかけて熟すため糖度が増してはっきりした輪郭を持った味わいになるのが特徴的です。
サンパブロ農園では有機農法を取り入れて有機認証を受けているほか、バードフレンドリー認証も取得しており、生態系の維持にも努めています。
メキシコ生豆「COEサンパブロ農園」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
COEサンパブロ農園の欠点豆の割合は10%程度で、通常の混入率が20%程度なのに対して極めて少ないといえるでしょう。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す（MEDI［中煎り］／DARK［深煎り］）
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDI(中煎り)の設定で焙煎したCOEサンパブロ農園はこれくらいの色合いになります。
DARK(深煎り)の設定で焙煎したCOEサンパブロ農園はこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎メキシコ生豆「COEサンパブロ農園」の味わい
焙煎したCOEサンパブロ農園を、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDI(中煎り)の設定で焙煎したCOEサンパブロ農園の味わい
MEDIの設定で焙煎したCOEサンパブロ農園は、雑味の一切ないクリアな味わい。舌全体に広がる甘みとほのかな酸味が特徴的です。口の中全体へ風味が広がるので味わいに奥行きが感じられます。
DARK(深煎り)の設定で焙煎したCOEサンパブロ農園の味わい
COEサンパブロ農園さDARKの設定で焙煎してもクリアで飲みやすい味わいは健在です。酸味はほとんどなく、口の中で広がる甘みとほろ苦さが混ざり合います。ダークチョコレートを思わせるようなフレーバーです。
まとめ
COEサンパブロ農園のおすすめの焙煎度合いはDARKです。味わいが落ち着いて香ばしく、お菓子と合わせて飲みたくなります。甘みと酸味の特徴を存分に感じたいならMEDIも試してみると良いでしょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。
