ニカラグア生豆「ペラルタ農園」の特徴
ニカラグア産の「ペラルタ農園」は、コーヒーの名産地として知られるニカラグアの中でも特に有名なペラルタ農園で育てられたコーヒー豆。
ペラルタ農園は、コーヒーの品評会であるCOE(カップ・オブ・エクセレンス)で何度も受賞経験があり、その農園で採れる豆の品質は最高級だといわれています。
自然乾燥式といわれるナチュラル製法でありながら、雑味のないクリアな味わいで、レモンティーのようとも評される爽やかな酸味が特徴的です。
ニカラグア生豆「ペラルタ農園」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、今回のペラルタ農園の欠点豆はわずか6%程度だったので、ほとんどハンドピックをする必要がありませんでした。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDI(中煎り)の設定で焙煎したペラルタ農園はこれくらいの色合いになります。
DARK(深煎り)の設定で焙煎したペラルタ農園はこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎ニカラグア生豆「ペラルタ農園」の味わい
焙煎したペラルタ農園を、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDI(中煎り)の設定で焙煎した「ペラルタ農園」の味わい
MEDIの設定で焙煎したペラルタ農園は、キレの良い爽やかな柑橘系の酸味が特徴。口当たりはさっぱりとしていて、爽やかな酸味と少しの苦みが感じられてすっと消えていきます。後を引かないさっぱりとした味わいは、アイスコーヒーにしても美味しく飲めるでしょう。
DARK(深煎り)の設定で焙煎した「ペラルタ農園」の味わい
DARKの設定で焙煎したペラルタ農園は、シャープな苦味と香ばしさが特徴。酸味はほとんどなく、MEDI設定で焙煎したものよりも苦味が増して、よりコーヒーらしい印象です。口に広がる香りには香ばしさがあり、焦がした砂糖のようなほのかな甘みも感じられます。
まとめ
ペラルタ農園のおすすめの焙煎度合いはMEDIです。クリアですっきりとして飲みやすく、万人受けする味わいになります。また、ニカラグア ペラルタ農園らしい柑橘系の酸味や爽やかなフレーバーがより感じられるのもMEDIの焙煎度です。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。